■ Eric Clapton and Steve Winwood / Live from Madison Square Garden

書こう書こうと思っていて、結局延ばし延ばしになっていたアルバムである。2枚組のライブアルバム。
クラプトンについては「嫌いじゃない」というくらいだが、ウィンウッドのアルバムはとりあえず出れば聴くというスタンスでいるので、この、半ばブラインド・フェイス再演のアルバムは当然聴くことになる。しかし公式には40年ぶりの共演なんだそうだ。
バッキングメンバーが、もしかたら現行クラプトン・バンド、つまのデレク・トラックスが入るのかもという期待があったのだが、それは叶わなかった。2人以外のミュジシャンは、ウィリー・ウィークス、クリス・ステイトン、イアン・トーマス。プロデュースがトム・ダウド、ならよかったのだが、既に鬼籍に入られているのでそれも叶わず。
曲は、ブラインド・フェイス唯一のオリジナル・アルバムから4曲を再演。それ以外に2人の各々のソロやバンドのキャリアから選曲されたナンバーは確かに豪華だ。個人的には、'Can't Find My Way Home'(昔、ケビン・コスナー主演の「ファンダンゴ」なる映画を見た際にエンドロールとともに初めて聴いたときのことが思い出される)初めブラインド・フェイスの4曲以外には、トラフィックのナンバーや「ブードゥー・チャイル」「リトル・ウィング」のジミヘン・カヴァーあたりが聴きどころということになるか。選曲にもうひとひねり欲しかった気もするが、ま、この二人ならこうしたあまりひねりのないセットのほうがリスナーに訴求するんだろうとも。
曲によっては、2人のツインヴォーカルなどというサービスも盛り込まれるし、ウィンウッドのヴォーカルやハモンド、クラプトンのギターソロにはスリリングなところも多々感じられるが、どちらかというと、余裕をこそ感じさせる演奏である。良くも悪しくもそういうアルバムだろう。
しかし、このところクラプトンはクリーム再結成を経て、続いてこのブラインド・フェイス再演となったわけだが、何か意識してのことなのだろうか。次はドミノス再結成か。となると当然、デュアンの代行はその名もデレク・トラックスということになったりするのかな。しかしそれはある意味で既に果されてもいるのだから、ないかな、やっぱり。
そういや、この2人と直接は全然関係ないのだが、ロンドでの復活ライブで一時話題になったツェッペリンの再結成とかツアーとかいう話は、結局立ち切れになったのかな。
ネット上でどなたかが書いておられたのだが、プラントがやらないのなら、ここでこそテリー・リードを起用するなどというプランはどうだろうとも。でも、ペイジより、テリー・リードのほうが嫌がるかな、やっぱり。
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