豆腐に柳

音楽、書物、映画等の感想、その他日々のあれこれ

Senti Toy / How many stories do you read on my face

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 2006年intoxicateからのリリース。
 ライナーによると、彼女は、フリージャズ系でサックス等管楽器のマルチプレイヤーのヘンリー・スレッギルの妻で、首狩族の末裔、国籍としてはインド人だが、インドのナガランドという、ミャンマーと国境を接する山岳地帯の出身で、顔立ちは、東アジア系、つまり日本人にも近い感じということになる。 インド時代から歌う機会はあったようだが、スレッギルと結婚後、夫君のツアーに参加していたら、メンバーのブランドン・ロスやトニー・セドラスに薦められて歌う機会を得たとのこと。
 ということで、このアルバムにも上記の2人に加え、フェルナンド・ソーンダース、カルビン・ジョーンズ等、ニューヨークのジャズ系シーンのミュージシャンに加え、インド出身のパーカッション・プレイヤーも参加している。
 曲は、トニー・セドラスの2曲を除くと残りはすべて彼女自身のオリジナル。楽器の使い方やアレンジでいくらかエスニック的な部分は聴かれるが、大半は、西洋的でポップな音楽である。曲想やアレンジ等からいわゆるSSW的といっていいと思う。ライナーには、ジョニ・ミッチェルの名前も挙がっているが、ま、音楽としては遠いとは言わないが、個性としてはだいぶ異なるだろう。いわゆるジャズの要素はほとんど窺えないし、素直にフォーキーでポップないでたちをしている。
 声質は、結構清楚でかつキュートな感じか。線は、やや細め。全体に、落ち着いた、けれんみのないアレンジが施されており、この辺りにも好感が持てる。全体にいい意味でナチョラル。
 何でも2007年の「ウォール・ストリート・ジャーナル」のベスト・アルバムなんだそうである。ま、ニューヨークの地元新聞ということなら頷けるし、ストレスフルな日々を送るバリバリの金融系エリートビジネスマンを癒す音なのかもしれないとは思う。というのはかなりこじつけ、ですね。

 試聴

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