豆腐に柳

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Johnny Hammond / Gambler's Life

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 オルガニストのジョニー・ハモンドが全編エレピ(とシンセ)を弾いたアルバムのリイシュー盤。
 オリジナルは、74年にCTIのサブレーベル'Salvation'からリリースされた。このリイシューは、イギリスの'Soul Brother Records'からのもので、ミゼル・ブラザースがアレンジとプロデュースを手がけたオリジナルに、彼の他のアルバムから4曲を追加収録したもの。追加収録は、オルガン主体のプレイ。
参加メンバーは、ミゼル兄弟を初め、ハービー・メイソン、ワー・ワー・ワトソン等。
 ジャズの要素はほぼ払拭されている。ソウル、クロスオーヴァー、あるいはいっそのこと「ポップス」といってもいいくらいである。
 曲には、ジョニー・スミスのカヴァーもあるが、半数以上がラリー・ミゼルの楽曲。ちなみにボーナストラックには、アレサ・フランクリン、スティーヴィー・ワンダー(「ハイヤー・グラウンド」)等の曲が並ぶ。
前述どおり、ミゼル・ブラザーズの音であるからして、インストにコーラスが絡む、基本的に極めて「ポップ」な仕上がりである。
 だから、楽曲のクオリティは保証されているとはいうものの、ある種、「金太郎飴」的なところも免れ得ない。
 確かに、主役のハモンドのエレピは派手に走り回るが、それ以外の音も同様に派手なつくりになっているので、前に出てきているとは必ずしも言いがたい。
 だから正直に言うと、オリジナルの8曲めまでは、聴くコンディションによっては少々疲れる、ということもある。曲によって何だか「ディスコ」的なところも感じないわけではない。エレピの音質も、正直なところ、個人的な趣味からいうとちょっと明快に過ぎるところがある。別の言い方をすると、空気に溶けていくようなあの滲み具合があまり聴こえてこないのが少々残念ではある。
 ただ曲によっては、非常にスピード感と腰の強いグルーヴを感じる「ジャズ・ファンク」もある。
 ま、エレピがいっぱい聴こえてくるだけで、それなりの涼は得られるような気分になるので、それで充分とも言えるのだが。
 実は、どちらかというとボーナストラック4曲にほうに、より妙味が見出せたりなんかするわけである。

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