■ part timer / part timer

remote viewer主宰のレーベルmoteerからのリリース。
先にClickits名義で同じレーベルからリリースのあるユニットの一人John McCaffreyによるPart Timerとしてのデビュー作。
John McCaffreyは、ちなみにオーストラリア出身のようだ。
かそけく淡い女性ヴォーカルが3分の1ほどの楽曲にフューチャーされる。アコースティックな肌触りにエレクトロニックなトリートメントを付加した按配か。
メロディアスでメランコリックな曲想が大半を占め、質感は非常に繊細でセンシティヴなただずまい。
聴いていてふと思ったのは、このpart timer初め、このレーベルのイメージは、どことなくかつての「サラ(sarah)」を想い起こさせるということである。
純アコースティックとエレクトロニカという括り方の違いはあるものの、少々感傷的だったり、繊細だったりする楽曲のイメージは結構重なりそうだ。
だとすると、問題は、かつて「サラ」をそこそこ聴いていて、あれは今はさすがにつらいと思っていた50過ぎのおっさんが、今また似たようなものを聴いているという事実である。
いいのか、おっさん、こういうことで。
ま、仕方ないよな。
言い訳するようで何だが、このアルバム、決してそうした音だけで占められているわけではない。音響的にもかなり配慮がなされており、また音楽的にもトラッド的な要素も垣間見えたりもして、そうしたレンジの広さも感じさせる、ということにしておこう。
試聴

