■ Mountains / Choral

ブレンダン・アンダーエッグとコーエン・ホルトカンプのユニットの2008年、スリル・ジョッキーからの新作3rd(かと思っていたらスリル・ジョッキーのサイトを見ると4枚目かも)。
アンビエントに傾いたエレクトロニカというべきか。
クレジットによるとアコースティックギター、エリクトリックギター、ハーモニウム、メロディカ、アコーディオン、チェロ、エレピ、オルガン、シンセ等にフィールド・レコーディングを加え、さらにエレクトロニクス、コンピュータ処理を施して制作されたとのことらしい。
前半に比較的メロディアスで耳になじみやすい作品が置かれ、後半にドローンとかアンビエントという楽曲が登場するという配置か。ただ後半部も含め、全体にメランコリーを感じさせるあたりは日本人好みではないだろうか。個人的にはもう少し、その部分が薄味だったらと思わないでもないが。
以前、2ndの'sewn'を聴いたときにはこれほどメロディが強くなかった印象があったが、どうだろう。いずれ近いうちに聴きなおしてみたい。
全体に音の響きの秀麗さは特筆されるべきだろう。それが、レイヤーを増してある種の混濁が生じる際の迫力は圧巻である。音自体の持つ(音楽ではなく)物理的なパワーさえ感じた。
アルバム後半部には、イーノのアンビエントに近いものを感じた。
いずれにしても秀作。
試聴1
試聴2

