■ Kabusacki Tokyo Session / Kirie

アルゼンチン音響派のひとり、ギタリストのフェルナンド・カブサッキがROVO関連のミュージシャン、勝井祐二、山本精一、芳垣安洋 等とフリーセッションした際の音源。2004年リリース。
プロデュースは勝井祐二。
曲によって参加ミュージシャンは異なり、曲想・曲調も異なる。ちなみに勝井祐二のライナーによると、メンバーはギタリスト3人、ドラマー3人、ヴァイオリニスト(勝井祐二)1人という構成になる。
フリーの(どこまで「フリー」なのかは不明)セッションだからして、基本的にいわゆる「構築性」は希薄ではあるが、それでも展開や流れが自ずと現れるのは当然とは言え、おもしろい。ことに24分超の、メンバー7人全員参加の'Strawberry Bridge'は圧巻。静寂から徐々に徐々に、ダイナミズムが形成されていく様は、物語そのものである。
カブサッキの、というよりあくまで有機体としての「セッション」の、繊細さとダイナミズムが堪能できる。

