豆腐に柳

音楽、書物、映画等の感想、その他日々のあれこれ

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40 / 100

stylecouncil.jpg

40. The Style Council / Cafe Bleu

 ミニアルバムで気を持たせた後の、1stフルレングス・アルバム。
 ポール・ウェラーという人は、年齢的にもちょっとだけ下の、ほぼ同世代のはずだが、少なくともジャムにはほとんど関心がなかった。ま、こっちがパンクやニュー・ウェーヴについていけなかっただけのことかもしれないが。しかしその次のミック・タルボットとの、このプロジェクトがぐっとソウル寄りの音になったことが幸いしたのかしなかったのかよくわからないが、こちらの音にはすんなり反応することが出来た。結局、解散するまでアルバムを聴いたんじゃなかったかな。
 名曲"My Ever Changing Mood"(スロウ・ヴァージョン)、そしてトレイシー・ソーンがヴォーカルをとる"The Paris Match"収録。

The Style Council





Tuomo / Reach Out For You

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 フィンランドのキーボードプレイヤー/シンガーの2ndソロ。
 曲とプロデュースは本人。ホーンやストリングも前作同様アレンジされている。
 一聴して60年代、70年代のソウルマナーを現代によみがえらせたブルー・アイド・ソウルが何のギミックもなく伝わってきた前作と基本は同じだが、前作よりは、曲自体は、全体にやや地味な印象を受ける。前作に含まれていた「どキャッチ−」な曲が目につきにくいせいかもしれない。とはいえ、それでも各々の楽曲は充分に「キャッチー」ではあるのだが。
 曲想には、オールド・ソウル以外の要素も、結構窺える幅が出てきたように思う。
 ただむしろ彼自身には、前作がヒットしたこともあるのだろう、ある種の「自信」のようなものが出てきたようにも感じられる。いくらか幅が広がろうが、オールド・ソウル・ファンクベースの音楽性は自身にとって自然体であり、不動であるというような。
 だからクオリティは、前作と変わらないというか、むしろ向上しているようにさえ思える。たぶんこの中にはさまざまな「ネタ」も含まれているのだろうが、そちらに疎い私にはよくはわからなかった。が、前作同様、少なくとも心地よい50分ほどを楽しめるのは確かだろう。

Earl Klugh / Naked Guitar

earlklughnakedguitar.jpg

 久しぶりに聴いたアール・クルーのアルバム。2005年Kochからのリリース。
 以前結構好きでよく聴いていた時期があったのだが、しばらくごぶさたであった。が、この間、中古で安く近作が拾えた。
 彼のアコースティックギターのみによるソロギター集である。
 1曲含まれるオリジナル以外は、すべていわゆるスタンダード。
 艶やかで滑らか、はかなくも落ち着いた風情を漂わせる。選ばれた楽曲とアレンジの作法が、またそうした趣に十全に適っている。
 たぶんその反対ではないだろう。この涼しげで、軽やかな、しかししっとりと密やかな音のムードがまずは先にあったのだという気がする。そのくらい音の形成する場は、自然体の心地よさを醸し出す。
 個人的に好きな曲のひとつ「ムーンリヴァー」も、「懐かしい」感覚が静かに立ち込めてくるような仕上がりになっている。
 いや、悪くない。

マイケル・ジャクソン 訃報


 最早、時期を逸しているし、つまり「今更」だし、UPするのはやめようかとも思ったが、とりあえず。
 マイケル・ジャクソンが亡くなった。
 ただ、私は彼の死に対して、何かを述べたり書いたりするには明らかに不適任なので、ただいつものように、ご冥福をお祈りしますと記すだけにとどめたいと思う。
 まぁ、そういうことしか記せないスタンスだったということです。

 

The Church / Untitled#23

churchuntitled#23

 今年リリースの新作アルバム。オリジナルアルバムとしては、ほぼ3年ぶり。タイトルは上記のように素っ気ないものになった。
 バンドは、今作もここ数年の不動のメンバーで構成されており、加えて幾人かのゲストがクレジットされている。
 曲は、すべてメンバー全員の共作。
 また、今作から'Unorthodox'というバンド主宰のレーベルからのリリースという形式になっているのが目を引くところか。
 全体のムードは、前作の比較的陽性に傾いたポップな曲想中心とは異なり、やや重めでダークな方向にシフトしている。
 大体、このバンドはアルバム単位で、この明暗の振れ幅を往来する傾向にあるので、個人的にはどちらかというと前作のほうが趣味に合うが、ま、仕方ないかと(というのも妙だが)いう気もする。
 ただ音の感触は、以前に感じられたプログレ的とも言えるヘヴィーなものではなく、よりアコースティックなものに傾いている。
 だから、ムードは多少ダークではあるが、さほど気にならない。
 また、全10曲で50分ほどという、近年の彼らにしてみると、コンパクトにまとまっているのもいい方向に作用しているように思う。
 メロディーも、落ち着いてはいるが、それなりに「ポップ」で耳なじみのよい楽曲も少なくはない。全体に小品で構成された印象は、個人的には好感が持てる。
 しかしこのバンドも実に長きに渡って着実な活動を続けているものだと改めて思う。
 80年代のバンドで一度も解散することなく、今日まで継続しているバンドは、もう数えるほどではないのだろうか。
 あとは、毎度のことながら、ライブアルバムと来日公演か。

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